リノベ済みマンションは買ったあとに直せる?暮らしに合わない所だけ直した実例3件

リノベ済みマンションを買ったあとに「家具がうまく置けない」「収納や玄関からの通り道が家族に合わない」「内装の色が好みと違う」と感じても、合わない所だけを部分的に直すことはできます。大阪府内でリノベーション済みの中古マンションを購入してから手を入れた3件では、参考費用は135万円(税別)、140万円(税込)、350万円(税別)、工期は約10日〜約30日でした。
この記事では、リノベ済みマンションで暮らしとずれやすい4つの所と、それぞれをどう直したか、直す所ごとの費用の目安、買う前に見ておけることを、クジラの施工事例で紹介します。
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リノベ済みマンションを買ったあとに直した3件の費用と工期
3件とも、家全体をつくり直さず、暮らしに合わない所だけに工事を絞っています。吹田市の住まいは、施工面積約19.1㎡・約10日で終わりました。
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| エリア | 面積 | 築年数 | 直した所 | 工期 | 参考費用 | 事例の掲載年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大阪府吹田市 | 約19.1㎡(施工面積) | 築28年 | LDKと隣の居室(小上がりの造作・2室を仕切る壁の撤去) | 約10日 | 135万円(税別) | 2026年 |
| 大阪市北区 | 57.01㎡ | 築44年 | 収納と玄関まわりの通り道(クローゼットの撤去・玄関から洋室へ直接入れる通り道・キッチン横の収納) | 30日 | 140万円(税込) | 2025年 |
| 大阪市旭区 | 57.3㎡ | 築52年 | 色と趣味の場所(アクセントクロス・キッチンの面材・洗面室・映画鑑賞のリビング・飾る収納) | 約30日 | 350万円(税別) | 2026年 |
金額は各事例ページに掲載されている参考費用です。3件とも鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の中古マンションです。
リノベ済みマンションで暮らしとずれやすい4つの所
クジラの事例で、リノベ済みのマンションに住む方が手を入れたのは、①家具の置き場とリビングの広さ、②収納と通り道、③部屋の数、④内装の色の4つです。どれも、リノベーション済みの間取りや仕上げと、住む人の家族・持ち物・好みが合わないところから出てきました。
ずれやすい所①:変形した間取りで家具が置けない
斜めの壁で家具が置けない、リビングが狭いといったときは、壁の形に合わせた造作や、壁1枚の撤去で直せます。大阪府吹田市のマンションでは、リビング・ダイニングと隣の居室だけに工事を絞り、施工面積約19.1㎡、約10日、135万円(税別)で直しました。
リノベーション済みのマンションを購入して住んでいたご家族が、単身赴任から戻られるご主人との生活や、娘さんご夫婦が遊びに来ることを見据えて、部分的な改修を相談されました。お客様が悩まれていたのは、キッチン前の斜めの壁に家具がうまく置けないことでした。

写真の中央、時計の下にあるのが、斜めの壁に合わせてつくった多角形の小上がりです。床には畳を敷き、ふちを木で仕上げています。
もう一つは、リビングとして使える場所が狭かったことです。大掛かりな工事はせず、2室を仕切る壁だけを取り払って、リビングと続けて使える一室にしました。普段は広いリビングとして使い、家族が泊まりに来たときは個室として仕切れるようにしています。

↓こちらの施工事例もご覧ください
LINEで相談・無料診断リノベーションについて相談するずれやすい所②:収納と玄関からの通り道が家族に合わない
備え付けの収納や玄関の間取りが家族の動きに合わないときは、収納を減らしたりつくり替えたりして、通り道をつくれます。大阪市北区のマンションでは、収納と玄関まわりに手を入れ、工期30日、140万円(税込)で直しました。
この住まいは、リノベ済みの物件を購入したあと、家族のライフスタイルと既存の間取りに、収納や通り道の「ズレ」を感じて手を入れた事例です。直したのは次の3か所です。
- 備え付けのクローゼットを撤去し、家具を置きやすくした。壁にはウッドシャッターを付け、光が通り、隣の部屋の様子も分かるようにした
- 玄関のシューズボックスと壁を取り払い、玄関から洋室へ直接入れるようにした。買い物帰りや、わんちゃんの散歩のあとも行き来しやすくなった
- キッチン横の収納の扉と仕切りを撤去し、家電や日用品の大きさに合わせて棚の幅を調整した

写真は、壁の中央のウッドシャッターを開けたところです。
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ずれやすい所③:あとから部屋が足りなくなる
子ども部屋をつくって寝室の置き場がなくなったときは、LDKの一角を間仕切って寝室にする方法があります。大阪市中央区のマンションは、既にリノベーションされた住まいに、あとから寝室を足した例です。施工面積約5.2㎡、約4日、76万円(税別)で、間仕切りの追加と脱衣室の収納をつくりました。
子ども部屋の新設に伴ってご夫婦のベッドの置き場がなくなり、LDKの一角に寝室をつくることになりました。高さ85cmの腰壁と、天井まで立ち上げた壁の室内窓で仕切っています。クロスと巾木はサンプルを取り寄せて、既存と同じ仕様を選びました。

腰壁の高さと位置の決め方は、リビングに寝室を間仕切りでつくる記事で紹介しています。
ずれやすい所④:内装の色が好みと違う
リノベ済みの内装が好みの色と違うときは、壁のクロスやキッチンの面材を、使う場所ごとに色を決めて変える方法があります。大阪市旭区のマンションでは、57.3㎡の住まいに約30日、350万円(税別)をかけて手を入れました。
この住まいは、お客様が単身でリノベ済みの中古マンションを購入し、部分リノベーションをした事例です。打ち合わせの初期に、お客様から「夕張メロンか、月見バーガーか、それともチョコミントか……」というメッセージが届いたように、やりたい色のテーマがいくつもありました。
担当デザイナーは、まず新しく買う家具を基準に全体の軸を決め、リビングは家具とアクセントクロスがなじむように、洗面室のような独立した小さな部屋は「夕張メロン」をテーマにして、場所ごとに色の役割を分けました。廊下からリビングへ一歩入ったときに、好きな色が目に入るように、色を置く位置も決めています。

キッチンは、既存の面材にダイノックシートを貼って、お客様の好きな色に変えました。リビングは映画鑑賞を主役にして、スクリーンの位置を一緒に計画し、寝室とリビングの間の通り道には、ポスターや本、小物を飾れる収納をつくっています。

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LINEで相談・無料診断リノベーションについて相談する直す所ごとの費用の目安
壁1か所・収納1か所だけなら数万〜数十万円です。上の3件のように、いくつかの所をまとめて直すと100万円を超えることがあります。直したい所ごとの目安は次のとおりです(クジラの目安・税込)。
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| 直したい所 | 工事 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| リビングが狭い | 壁の撤去のみ(1か所) | 5万〜6万円(税込) |
| リビングを広げつつ、仕切れるようにしたい | 壁の撤去+引き戸の新設(1か所) | 20万〜40万円(税込) |
| 部屋が足りない | 間仕切りの設置(1か所) | 8万〜25万円(税込) |
| 収納が足りない | クローゼットの新設(1か所・周辺工事は別) | 約11万〜16.5万円(税込) |
| 壁の色を変えたい | クロスの張り替え(スタンダード) | 1㎡あたり880円〜1,100円(税込) |
同じ壁の撤去でも、電気工事が伴うと10万〜13万円(税込)になるように、工事の範囲で金額が変わります。
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リノベ済みマンションを買う前に見ておけること
4つの事例で直した所は、買う前の内見でも確かめられます。
- 今使っている家具・新しく買う家具が、リビングや居室に置けるか(吹田市の斜めの壁、旭区の家具を基準にした色決め)
- 玄関・キッチンの収納に、自分の持ち物が入るか、使う場所の近くにあるか(北区の玄関とキッチン横の収納)
- 家族が戻る・増える・泊まりに来るときに、部屋の数が足りるか(吹田市の単身赴任から戻るご主人、中央区の子ども部屋)
- 変えたい色・仕上げがどこにあるか(旭区のキッチンの面材と洗面室)
部分的に直すときは、新しくした所だけが浮かないように、仕上げを既存にそろえる方法もあります。中央区の住まいでは、クロスと巾木を既存と同じ仕様にしています。
建物そのものの見分け方は買ってはいけない中古マンションの見分け方、リノベーションの保証はリノベーション・リフォームの保証期間の記事で紹介しています。
リノベ済みマンションの合わない所は部分的に直せる
リノベ済みマンションを買ったあとに、家具の置き場、収納と通り道、部屋の数、内装の色が暮らしに合わないと感じたら、その所だけに工事を絞って直すことができます。
吹田市の住まいは斜めの壁に小上がりをつくり2室を1室にして約10日・135万円(税別)、北区の住まいは収納と玄関からの通り道を変えて30日・140万円(税込)、旭区の住まいは色と趣味の場所をつくって約30日・350万円(税別)でした。
これからリノベ済みマンションを内見するなら、今の家具や持ち物がどこに収まるかを間取り図の上で当てて、合わない所が部分的に直せる範囲かを確かめてみてはいかがでしょう?
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担当デザイナー
斜めの壁にぴったりはまる小上がり
「家具がうまく置けなくて使いづらい」と悩まれていたキッチン前の斜めの壁。ここにぴったりはまる多角形の小上がりを造作しました。高さは一般的なダイニングチェアの高さに合わせて45cmに設定し、テーブルを寄せればベンチ代わりに。マイナスだった変形間取りを活かすことで、家族が自然と集まるお気に入りの場所に変わりました。