部屋の間仕切りには様々な工夫ができる?中古物件のリノベーションならではのアイデアをご紹介!

通常、部屋と部屋などの「空間」を仕切るために設けられる間仕切り壁ですが、空間や用途によっては「空間を分けたいけど、なるべく圧迫感は出したくない」「使用用途に合わせて仕切りたいけど、採光は確保したい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はリノベーションならではのアイデアを活かして工夫された事例がたくさんあります!
今回は、様々な方法でお部屋を間仕切りするアイデアをご紹介させていただきます。
目次
リノベーションならではの間仕切りアイデア事例
腰壁で間仕切り


こちらはリビングの中にあるワークスペースを腰壁で間仕切りした事例です。
「仕事をしながらでも子供たちにも目が届くように」と施主様のご要望をお聞きし、この形になりました。
腰壁で仕切られているため心理的には違う空間だと認識でき、視線や声も通る空間を作りました。
▼腰壁で間仕切りをした施工事例はこちらから
ガラスの壁で間仕切り


こちらの事例では間仕切り壁にガラスを利用することで視線を通し、空間を広く見せました。
元々壁で仕切られていた階段室は構造上他の場所に移動することができず、施主様がご希望していた「広いLDK」をプランすることができませんでした。
どうしても広いLDKを作りたいという施主様の強いお気持ちから、数回の打ち合わせを経てこのアイデアが生まれました。
柱などの補強を入れながらガラスを組み合わせ、視線が抜ける開放感のあるLDKになりました。
▼ガラスの壁で間仕切りをした事例はこちらから


こちらの事例では、リビングとサンルームの間に腰壁+ガラスのFIX窓で間仕切りを設けました。
リビングから繋がるサンルームを壁で間仕切りしてしまうとどうしても圧迫感がありましたが、子供のおもちゃなど部屋から見せたくないものもあるということでこの形をご提案させていただきました。

▼腰壁+ガラスのFIX窓で間仕切りをした事例はこちらから
間仕切り壁に室内窓を設ける


こちらの事例のように、間仕切り壁の中に室内窓を設けて視線を通せるようにするのもおすすめです。
特にこの写真で使われているような開閉できる窓付の室内窓であれば光だけでなく音や空気も通るので、エアコンの配置が難しい時などはおすすめです。
▼間仕切り壁に室内窓を設けた事例はこちらから
カーテンで間仕切り


・予算を抑えたい
・将来的に間仕切りが要らなくなるかもしれない
・気分次第で好きな柄に模様替えしたい
という方にはカーテンの間仕切りもおすすめです。
カーテンを開けるとフルオープンで使えるので、隣り合った部屋の場合、開け閉めするだけで間取りを変えることができます。
3連引戸などで間仕切りをしてもいいのですが、その場合は建具をしまうスペースが必要になるため、フルオープンにすることができません。

また、通気性がいいカーテンを間仕切りに使うと湿気が溜まりにくくなります。
水回りの近くの収納などは湿気が溜まりやすいので、収納扉ではなくカーテンで目隠しをしてもいいかもしれませんね。
▼カーテンで間仕切りをした事例はこちらから
木製パーテーションで間仕切り


造作の木格子を使って間仕切りをすると、空間のアクセントになりつつ光を取り入れることができます。
この事例ではリビングからトイレに直接アクセスする間取りだったため、トイレへの動線として視線を遮る目的でも採用しました。
▼木製パーテーションで間仕切りをした事例はこちらから
ガラスの建具で間仕切り


このマンションでは自然光を取り入れるための大きな開口が1つしかなく、自然光を取り入れつつ部屋の間取りを考えることが鍵でした。
そこで、リビングダイニングと寝室の間の間仕切りを大きなガラスのスライド式ドアで仕切ることによって、奥の部屋まで光が届くようにしました。
▼ガラスの建具で間仕切りをした事例はこちらから
家具で間仕切り
家具で間仕切りを行う方法は、既存の家具を有効活用できるだけでなく、部屋のレイアウトを柔軟に変更できる点が大きなメリットです。例えば、本棚や収納棚を間仕切りとして利用することで、収納スペースを確保しながら空間を区切ることができます。オープンシェルフのような背板がない棚であれば、光や視線を通しつつ、適度なプライバシーを確保することが可能です。この方法は、特にワンルームマンションや限られたスペースを有効活用したい場合に効果的です。
また、家具の配置を変えるだけで簡単に間取りを変更できるため、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応できます。例えば、子供部屋として使っていた空間を将来的に趣味のスペースとして活用する際に、間仕切り家具の配置を調整するだけで対応できるでしょう。大型の家具を間仕切りとして使う際は、地震などの際に転倒しないよう、しっかりと固定する対策をとることも重要です。
可動式間仕切り扉
間仕切りを考える上では、空間の用途や目的に合わせて素材や方法を選ぶことが大切です。例えば、完全に空間を区切りたい場合は壁や建具が適していますが、採光や開放感を重視するならガラスや室内窓、パーテーションなどを活用するのが良いでしょう。また、間仕切りを設置することで、空調の効率にも影響が出ることがあります。例えば、エアコンが一部屋にしか設置されていない場合、間仕切りを設けることで冷暖房が行き届かないエリアが生じる可能性があるので注意が必要です。そのため、間仕切りを検討する際は、部屋全体の空調計画と合わせて考えることが重要です。空気の流れや温度の変化を考慮し、必要であればエアコンの追加設置や、開閉できる間仕切りを選ぶなどの対策を検討しましょう。さらに、将来的なライフスタイルの変化も考慮に入れると良いでしょう。例えば、子供の成長に合わせて部屋の用途が変わる可能性がある場合は、可動式の家具やカーテン、引き戸など、簡単にレイアウトを変更できる間仕切りを選ぶことで、長く快適に暮らせる住まいになります。
ロールスクリーン
ロールスクリーンは、使わない時に巻き上げて収納できるため、空間を完全に開放できる点が大きな魅力です。例えば、リビングの一角にワークスペースを設ける場合、作業中はスクリーンを下ろして集中できる環境を作り、休憩時や来客時にはスクリーンを上げて開放的な空間に戻すことができます。また、シンプルなデザインから柄物まで種類が豊富なので、インテリアに合わせて選ぶことができ、部屋の雰囲気を手軽に変えることも可能です。さらに、光を遮る遮光タイプや、適度に光を取り入れる調光タイプなど、機能性も多岐にわたるため、設置する部屋の用途に合わせて選べる点もメリットです。
間仕切りを考える上での注意点
間仕切りを考える上では、空間の用途や目的に合わせて素材や方法を選ぶことが大切です。例えば、完全に空間を区切りたい場合は壁や建具が適していますが、採光や開放感を重視するならガラスや室内窓、パーテーションなどを活用するのが良いでしょう。
また、間仕切りを設置することで、空調の効率にも影響が出ることがあります。例えば、エアコンが一部屋にしか設置されていない場合、間仕切りを設けることで冷暖房が行き届かないエリアが生じる可能性があるので注意が必要です。そのため、間仕切りを検討する際は、部屋全体の空調計画と合わせて考えることが重要です。空気の流れや温度の変化を考慮し、必要であればエアコンの追加設置や、開閉できる間仕切りを選ぶなどの対策を検討しましょう。
さらに、将来的なライフスタイルの変化も考慮に入れると良いでしょう。例えば、子供の成長に合わせて部屋の用途が変わる可能性がある場合は、可動式の家具やカーテン、引き戸など、簡単にレイアウトを変更できる間仕切りを選ぶことで、長く快適に暮らせる住まいになります。
間仕切りを工夫して自分にあった間取りを見つけよう!
今回は様々な方法でお部屋を間仕切りした事例を紹介させていただきました。
間仕切りを工夫することによって、単に壁で間仕切るのとは違う開放感や機能性をもたらしてくれます。
工夫次第では6畳のお部屋がそれ以上に広く感じるような設計もできます。
開放感を出すためにプランする際は特に、視線を通すことを意識して間仕切りを作っていくことが重要です。
この記事では間仕切りを設置して空間を分ける事例を紹介しましたが、他にも小上がりで段差をつけて空間を仕切るなどのアイデアがあります。
▼小上がりのリノベーションについてはこちらから
「気に入った物件がちょっと狭いな…」という方は、是非今回紹介したような間仕切りを検討してみてください。
希望の間取りでなくても、間仕切りを変えることで一気にあなたのお気に入りになるかもしれません。
なかなか考えるのが難しいという方は是非一度プロにご相談ください!
中古マンション・中古戸建を購入してリノベーションを検討したい方はこちらから!持ち家のマンション・戸建をリノベーションしたい方はこちらから!
【部屋別】間仕切りアイデア
部屋の間仕切りを考える際には、それぞれの部屋の用途や目的に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。間仕切りは、プライバシーの確保だけでなく、採光や通風、さらには空間のアクセントとしても活用できます。リビングや子供部屋など、部屋ごとの特性を踏まえた間仕切りアイデアを取り入れることで、より快適で機能的な住まいを実現できるでしょう。
リビング
リビングでは、空間の開放感を保ちながら用途別に間仕切りを設けることが可能です。例えば、リビングの一部にワークスペースや読書スペースを設けたい場合、完全に壁で仕切るのではなく、可動式の家具やパーテーションを活用することで、必要に応じて空間を区切ったり、開放したりできます。光や風通しを確保しつつ、プライベートな空間を創出できる点が魅力です。特に、リビングは家族が集まる場所であるため、間仕切りによってそれぞれの過ごし方に合わせた柔軟な空間づくりが求められます。
子供部屋
子供部屋では、子供の成長に合わせて柔軟に間取りを変更できる間仕切りが特に有効です。幼少期は広々としたプレイルームとして使い、成長して個室が必要になった際には間仕切りを設置して、それぞれのプライベート空間を確保できます。例えば、可動式の家具やカーテン、引き戸などを活用すれば、簡単に部屋のレイアウトを変更できるため、子供の成長段階に合わせて最適な環境を提供することが可能です。また、学習スペースと遊びのスペースを区切ることで、集中しやすい環境を作り出すこともできます。
まとめ
間仕切りは、部屋の用途や目的、ライフスタイルに合わせて多様な選択肢があります。空間を完全に区切るだけでなく、視線や光、空気を通すことで、開放感を保ちながら機能的な空間を作り出すことが可能です。特にリノベーションにおいては、壁の素材やデザイン、可動式の建具や家具の活用など、自由な発想で間仕切りを工夫できます。例えば、ガラス素材を用いることで圧迫感を軽減しつつ空間を区切ったり、室内窓を設けることで採光や通風を確保したりと、さまざまなメリットを享受できます。
また、間仕切りを検討する際には、エアコンの配置や空調効率、将来的なライフスタイルの変化なども考慮に入れることが重要です。間仕切りによって空気の流れが変わるため、快適な室温を保つための工夫が必要になる場合があります。
さらに、子供の成長に合わせて部屋の用途が変わる可能性を考慮し、可動式の家具やカーテン、引き戸など、柔軟にレイアウトを変更できる間仕切りを選ぶことで、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。このように、間仕切りは単なる区切りではなく、住まい全体の快適性や機能性を高めるための重要な要素と言えます。










