【50万円以下】低予算でおしゃれなリノベーション!デザイナーが推す事例と費用11選

リノベーション費用を抑えるためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。ワンストップ型リノベーションを採用することで、物件探しから設計、施工までを一本化でき、費用や手続きの効率化が期待できます。また、壁や扉を減らすことで工事費用を削減し、開放的な空間を作ることも可能です。
水回りについては、設備そのものの交換だけでなく、内装変更や一部交換で印象を変えることもコストを抑える方法です。 使用する壁や床の素材、設備のグレードを見直したり、可能な範囲でDIYを取り入れたりすることも有効です。
さらに、リノベーションに利用できる住宅ローン減税や補助金制度を活用することで、費用負担を軽減できる場合があります。これらのポイントを考慮しながら、理想のリノベーションを費用を抑えて実現しましょう。
目次
リノベーション費用を節約するポイント
リノベーション費用を抑えるためには、いくつかの方法があります。予算内で理想のリノベを実現するためには、まず工事内容に優先順位をつけることが大切です。どうしてもこだわりたい箇所と、費用を抑えられる箇所を明確にしましょう。
複数のリノベーション会社から見積もりを取り、比較検討することも有効な方法です。使用する素材や設備のグレードを見直したり、可能な範囲でDIYを取り入れたりすることで、費用を節約できます。また、補助金や減税制度を活用できる場合もあるため、情報収集も重要です。
ワンストップ型リノベーションを採用
ワンストップ型リノベーションは、物件探しから設計、工事、引き渡しまでを一社で行うため、お客様の手間やリノベーション費用全体のコストを抑えることができます。複数の会社に依頼する場合と比べて、中間マージンが発生しにくくローコストでのリノベーションを実現しやすいのが特徴です。部分的な設備交換や内装変更など、特定の工事のみを依頼したい場合でも、ワンストップ型の会社に相談することで、費用のまわりや最適な業者選びについてアドバイスをもらえます。まずはお気軽にご相談ください。
壁や扉を極力減らす
壁や扉を最小限に抑えることは、リノベーションの費用やコストを節約する上で有効な工夫です。壁を新たに設置する工事や扉の設置には費用がかかるため、壁や扉を減らすことで工事費を抑えることができます。収納に関しても、扉付きの収納ではなくオープン収納にすることで、コストを削減しつつ使い勝手の良い空間を実現できます。無駄な費用を省き、効率的なリノベーションを目指しましょう。
水まわりは内装変更や設備交換で印象を変える
水まわりのリノベーションでは、設備そのものの交換だけでなく、内装変更や一部交換でも空間の印象を大きく変えることができます。例えば、壁や床材の張り替え、洗面台やトイレの交換などです。これらの工事は比較的費用を抑えながらも、空間を刷新し、より快適なまわりに変更することが可能です。水まわりの位置を大きく移動させる工事は、給排水管などの設備工事が伴うため、費用が高額になる傾向があります。既存の位置を活かした変更や、部分的な設備交換、内装工事を検討することで、費用を抑えつつ理想のリノベーションを実現できる場合があります。
壁・床の素材や設備のグレードを落とす
リノベーションで予算を超過してしまった場合、壁や床の素材、設備のグレードを見直すことは、コストを抑える有効な手段です。特に面積の広い壁や床は、㎡単価が安い素材を選ぶだけでも、トータルの費用を大きく削減できます。強いこだわりがない部分では、似た質感や色味でより安価な素材を検討しましょう。設備に関しても、必要最低限の機能に絞ることで、コストを抑えることができます。
可能な限りDIYを活用
リノベーションのコストを抑えるには、可能な範囲でDIYを取り入れることも有効です。特にトイレなどの比較的小さな空間であれば、壁の塗装やクロスの張り替えなど、専門的な知識がなくても挑戦しやすい箇所が多くあります。これらの作業を自分で行うことで、リノベ全体の費用削減につながります。初心者向けの動画や情報を参考にしながら、できるところから始めてみましょう。
住宅ローン減税や補助金制度を活用
リフォームやリノベーションの工事では、内容によって住宅ローン減税や補助金制度が利用できる場合があります。住宅ローン減税は、一定の要件を満たすリノベーションで利用でき、年末のローン残高の0.7%が所得税から控除されます。控除期間は10年間です。また、耐震やバリアフリー、省エネなどの特定の工事では、国や自治体の補助金を利用できることがあります。これらの制度を上手く活用することで、リノベーション費用を抑えることが可能です。制度の利用にはそれぞれ条件がありますので、事前に確認し、依頼する会社と相談することをおすすめします。
デザイナーが推すリノベーション事例と費用11選
リノベーションという言葉もよく聞くようになりましたが、どうしても「思い切って、大金はたいて…」というイメージがありますよね。しかし、リノベーションのプロであれば「費用を安く済ませるコツ」も知っているはず!
「マンションリノベーションって800〜1000万円くらいかかるって聞いた…」「中古物件を購入してリノベーションするって難しそう…」という人も安心してください。
この記事では、クジラ株式会社のデザイナーチームがおすすめする“安くてオシャレ”な低予算リノベーションアイデアをご紹介します。
“触れるデザイン”を低予算で! -オリジナル洗面台
クジラ株式会社デザイナーの髙橋です!私がおすすめするのはオリジナル洗面台です。
洗面台は生活に欠かせない場所なので機能性に目が行きがちですが、毎日触れる場所だからこそ個性を表現した空間にすることで気持ちが明るくなります。
お客様と打ち合わせする時に、タイルをいろいろ手に取って選んだり、可愛い鏡や照明を一緒に探したりするのが、難しい建築の知識を必要としない点が私がおすすめする理由のひとつでもあります。
オリジナル洗面台の良さはなんと言ってもあなたに合わせたデザイン設計ができることです。
普段無意識に感じている洗面台周りの不満や、こうだったらいいな、といった希望をできるだけたくさん私たちデザイナーに伝えてくれると、より理想に近づきます。
こちらの事例は、木目、青いタイル、水栓、洗面ボウル、壁面照明のバランスが絶妙でとても良いですよね。
細かなところまで、お客様が一緒に選びやすいようにカタログだけでなく、担当デザイナーが図面を作成して打ち合わせします。
低予算ながら、個性あふれるデザインが可能になりますよ。
▼こちらの施工事例記事
オリジナル洗面台費用:270,000円(税別)
こちらは、賃貸マンションをリノベーションする際にキッチンと洗面台を併用できる仕様にした特別な事例です。もともと和室の1LDKだったものを、Bigワンルームにリノベーションしたデザイナーズマンション。
オリジナル洗面台のアイデアは、室内に無限の可能性をもたらしてくれます。
▼こちらの施工事例記事
オリジナル洗面台をもっと詳しく知りたい、具体的に考えていきたいという方はぜひこちらもお読みください。
“遊びある空間”を低予算で! -小上がり
クジラ株式会社デザイナーの松尾です!僕からは小上がりをご紹介します。
僕は、空間の横同士を壁ではっきりと仕切るよりも、小上がりなどの「高さの変化」を使うことで、空間を曖昧に使い分けるのがカッコいいなと思っています。
「段差ができる」という点においては、小上がりは一見不便にも見えます。しかし、ホテルや飲食店などでふと見かける小上がり部分には、少し贅沢な印象を受けますよね。
僕が担当したこちらの中古戸建リノベーションのデザインでは、空間の解放感を維持するだけでなく、窓からの素敵な眺望を住まいのどこからでも見ることができるように「間仕切り壁を設けないデザイン」を目的として小上がりを選択しています。
この他にも小上がりは低予算ながら、空間に多様な選択肢を増やしてくれるリノベーションアイデアと言えます。
▼こちらの施工事例記事
小上がり費用:355,000円(税別)
小上がりを作る時の具体的な高さ(寸法)や、デザイン面でどういった効果があるかについて触れた記事もありますので、気になる方はぜひご覧ください。
“ムードある時間”を低予算で! -間接照明
こんにちは、クジラ株式会社デザイナーの菅原です。
私からは、時間の過ごし方を切り替える間接照明をおすすめさせてください。
間接照明とは、照明器具から放射された光のほとんど(90%以上)が天井や壁面を照らして、その反射光で空間を照らす照明のことです。
住まいの中で、夕食などのアクティブな時間から少しゆったりした時間の過ごし方に切り替える間接照明は、まさに過ごし方の良い演出方法と言えるのではないでしょうか。
こちらは事務所だったものを1LDKの間取りにリノベーションした事例ですが、リビングに間接照明を設置することで、独特な陰影を作り出しています。
空間を一律に明るくするのではなく、光の明暗を意図的に作ることで、映画鑑賞や食後のゆったりした時間など、ムードある過ごし方を促してくれます。
▼こちらの施工事例記事
間接照明費用:185,000円(税別)
※照明器具、電気工事、天井加工
光源が直接目に入らない間接照明は、就寝時に体のスイッチをゆるやかに睡眠に切り替える作用があるとされ、寝室でよく使われます。
就寝前の読書などにも間接照明はおすすめです。手元の文字がしっかり読める明るさになるように設計すれば、就寝前の時間がより一層リラックスしたものになりそうですね。
▼こちらの施工事例記事
間接照明費用:250,000円(税別)
※照明器具、電気工事、腰壁造作、腰壁内装仕上げ
“やすらぎの入り口”を低予算で! -玄関
こんにちは!クジラ株式会社デザイナーの片山です。
住まいの顔ともなる玄関部分のリノベーションは、工事の規模も小さく、低予算でおしゃれを演出できるのでとてもおすすめです!
みなさんも「来客の時は、玄関の靴は片付けておこう」という経験があるかと思います。
入り口部分である玄関が与える印象はとても大きいもの。
僕が担当したこのマンションリノベーションの事例では、玄関部分を
・広くする
・間接照明の設置
・壁面をオシャレに
という視点で何度もお客様と議論しました。
引越し後に、お客様より「帰宅する際に、玄関扉を開けた時の嬉しさがたまらない」とおっしゃっていただけたことが、とても印象に残っています。
▼こちらの施工事例
玄関費用:285,000円(税別)
※床土間仕上げ、壁面内装仕上げ、間接照明(照明器具・電気工事)
▼このリノベーションのお客様インタビュー記事はコチラ!
▼こちらの施工事例記事
玄関費用:250,000円(税別)
※床塩ビタイル仕上げ、造作棚
何を見せて何を収納するかを考えたり、あなたの好きな色を使ったりなどデザインの選択肢も非常に多い玄関リノベーション。
玄関扉を開けた瞬間に、あなたの個性に一瞬で引き込まれるような玄関を作ってみませんか?
“ワンランク上のリビング”を低予算で! -カウンターテーブル
クジラ株式会社デザイナーの兒島です。
私からは、リビングに作るカウンターテーブルをご紹介します。
マンションリノベーションでよくある問題点として「対面キッチンを設計した場合に、床部分を上げなくてはならない(段差ができる)」ということがあります。
でも諦めるのはまだ早いです!
「対面キッチンにあこがれていたのに…」という方にはこのカウンターテーブルがおすすめです。
収納としても使えますし、もちろん椅子に座って食事することも可能です。収納&作業スペースが低予算で増えるのも嬉しいですね。
▼こちらの施工事例記事
カウンターテーブル費用:380,000円(税別)
「シンプルなデザインの住まいにしたいけど、アクセントは欲しい」という人は、空間のアクセントとしてのカウンターテーブルをぜひご検討ください。
木目の綺麗なフローリングと、白を基調としたクロス・建具のコーディネートというプランを採用した上の写真の事例では、モルタル調カウンターテーブルを作り、後にペンダントライトを好きにコーディネートできるように配線ダクトレールを天井に設置しています。
▼こちらの施工事例記事
カウンターテーブル費用:380,000円(税別)
もちろん対面キッチンにカウンターテーブルを作るのもおすすめです。ダイニングテーブルでご飯を食べるのが一般的ですが、こういったカウンターテーブルはリビングでの過ごし方の幅を広げてくれます。
バーのような使い方をしてもいいですし、キッチンで作業する親と食事をする子どもが顔を見ながら過ごすのも素敵です。
こちらのカウンターテーブルの木材は、解体するときに出た古材を使用しています。
リノベーションだからこそ、古材を生かす意匠が低予算で叶います。
▼こちらの施工事例
カウンターテーブル費用:420,000円(税別)
※腰壁造作、腰壁内装仕上げ、カウンター天板設置
▼このリノベーションのお客様インタビュー記事はコチラ!
「リビングにダイニングテーブルを置くと、ソファが置けない…」という方も、ダイニングテーブルではなくカウンターテーブルを検討することで、リビングにソファを設置する広さを確保した事例もございます。
暮らしの体験を変えるリノベーション
今回おすすめしたリノベーションアイデアは、“安くてオシャレ”というだけでなく、「暮らしの中で起こる体験も変える」アイデアです。
こちらの洗面台は「家族三人で並んで歯磨きしたい」というお客様の一言から始まりました。
見た目だけのオシャレも楽しめる要素ですが、それ以上の体感が生まれるようなリノベーションこそ、肌で感じることができるオシャレと言えますよね。
▼こちらの施工事例
オリジナル洗面台費用:350,000円(税別)
▼このリノベーションのお客様インタビュー記事はコチラ!
リフォーム・リノベーションの費用の相場
この記事では低価格で実現可能なアイデアを紹介してきました。「部分的なアイデアじゃなくて、もう少しリフォーム・リノベーションを知りたい」という方は、こちらも参考にしてください。
▼リフォーム・リノベーションの費用感について知りたい方はコチラ!
気軽にリノベーション
リノベーションという選択肢が選びやすい時代になったものの、まだまだ大掛かりなイメージがあり、気軽に決められるものではないはずです。
しかし、今の生活を大きく変えずに気軽にできるリノベーションはみなさんのライフスタイルをより一層明るくする可能性を秘めています。
また、不動産購入から検討される大掛かりなリノベーションを検討されている人でも、リノベーション予算の使い方として、こういったアイデアを選択肢に入れると面白いかもしれません。
リノベーションとは決して難しいものではありません。
一生に何度と無い大きな買い物なので、たくさんの打ち合わせが必要になりますが、その分自由度が高いのも魅力です。
まずは「気軽にリノベーションを考えてみる」ところから始めてみてはいかがでしょうか。
▼フルリノベーションの費用感を知りたい方はコチラ!
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